秘仏 白鳳阿弥陀如来立像
白鳳時代 重要文化財
聖武天皇が平城京の鬼門鎮護のため奉納されたと伝える。
頭、両手足が大きく、お顔は白鳳仏特有の微笑みを浮かべる。 衣文などは複蓮点紋が施され精密な仕上げが成されている。
昭和の石塔大修理際(1964年)の際、十三重石宝塔の五重軸より発見。連台内に大日、観音、地蔵の三尊が発見された。
十三重石宝塔とは

胎内仏三尊
平安時代 重要文化財
阿弥陀仏の台座部に和紙に包んで納入されていた。石塔建立時に新造されたか伝来の念持仏が奉納されたものであろう。大日如来は5センチ程の小像ではあるが彫刻は精緻で技のさえを見せ、美しく威厳のある仏である。大日如来、地蔵菩薩は木造製。十一面観音立像は金銅製。


金銅水晶五輪塔形舎利塔
鎌倉時代 重要文化財
十三重石塔初重に収められていた舎利塔である。水輪部を八角面取りの水晶で作り、地・火・風輪部を銅板で作り、空輪部欠失してる。水・地輪部に舎利を収めていたと考えられる。精巧な技術の造りなどから、鎌倉時代の制作と思われる。

金銅・水晶五輪塔
鎌倉時代 重要文化財
十三重石塔の初重軸に納られていた金銅製五輪塔と水晶の五輪塔。良質な水晶を研磨細工する。

宋版細字法華経
中国南宋時代 重要文化財
十三重石塔の四重目軸石に納られていた経典。

金泥曼荼羅法華経
鎌倉時代 重要文化財
十三重石塔の八重目軸石に納られていた経典。石宝塔に奉籠するために写経された。

香合形舎利容器
江戸時代 重要文化財
十三重石塔の八重目軸石に納られていた舎利容器

白檀四天王立像
江戸時代 重要文化財
十三重石塔の十重目軸石に収めらていた四天王像。

厨子入金銅製十一面観音像
鎌倉時代 重要文化財
十三重石塔の八重目軸石に納られていた十一面観音菩薩像。元禄大修理のとき新造の木瓜形厨子に安置。

薬師如来坐像
古くから般若寺に伝わる塑像の薬師如来。制作年代は不明。
白鳳秘仏特別拝観料(別途通常拝観料が必要) | |||
大人 | 300円 |
令和5年白鳳秘仏特別公開期間 | |||
公開期 | 未定 | ||
場所:般若寺 宝蔵堂 | |||
※(般若寺拝観料とは別途頂きます。又、コロナの状況により中止になる場合がございます。随時電話でお問い合わせください。) |